特殊なフッ素樹脂を使用しており、非常に高い撥水性、撥油性を示します。
また、撥油加工は、表面全体に撥油加工する以外にも、油分の広がりや漏れを防ぎたい場所に部分的に使用する方法もあります。オイルバリアとも呼ばれる使用方法で、シリコンオイルや潤滑油成分の拡散が効果的に抑えられます。 弊社製品フロロサーフは 「液体状の製品で、簡単に塗ることができて、常温乾燥で施工できるフッ素コーティング剤」を基本コンセプトとしております。どなたでも簡単に撥油加工が行える商品となっております。
撥水・撥油・防汚機能にフッ素系加工剤は欠かせません。フッ素が水、油を弾く性質を持っているからです。フッ素化合物は他の化合物との分子間引力が極めて弱い、言い換えると、モノをくっつけにくい性質があります。これを繊維に加工すると水や油をはじく機能を持たせることができるのです。
様々な電気機器に使用されるプリント配線板や実装部品では、以下のような物質の存在や現象が回路の短絡や断線、電流漏洩などの不具合を引き起こすことがあり、機器の動作不良や故障の原因となります。
──新規製品である親水撥油剤やその特性自体が一般的に認知されていない中、皆さんが様々な工夫、苦労をして新市場にチャレンジしていることが分かりました。最後に、この事業の将来像や野望について伺いたいです。
撥油コーティングは、オイルバリア剤や這い上がり防止剤としての機能が期待できます。
日常生活でもっとも身近な撥油の仕組みを使った製品として、調理器具やキッチン用品が挙げられます。
今井 それを契機に当社と三菱マテリアル社とで協働プロジェクトを立ち上げて、当社は材料の研究開発、三菱マテリアル社はマーケティングの強化・発展というようにそれぞれが効率的に役割を分担しつつ、有機的なチームとして一丸となって「このユニークな材料を世の中に送り出そう」ということになりました。私もそのときに本格的に参画したんです。
※一般的に、固体に対しては「表面自由エネルギー」、液体に対しては「表面張力」と表現します。
撥水與防油性能可能因布料種類、織法、油品種類、撥水防油所需程度不同而有不同結果
【事例ピックアップ】電子部品の電気メッキ工程で治具へのメッキ付着を防止
緯糸に33デシテックス26フィラメントのブライトナイロンのレギュラー糸を用いた他は、実施例1と同じ規格の生機を作製し、実施例1と同じ条件で精錬、プレセット、染色、FIX処理、乾燥まで実施した。次いで、撥水加工を行ったが、帯電防止剤を8g/Lを付加した以外は実施例1と同処方にて加工し、実施例1と同条件にて仕上げ、片面カレンダー加工をした。
<高性能グリース> 電子機器・精密機器・自動車部品向けに開発された高性能グリース 一般摺動用
フッ素系コーティングされた表面は、世の中の個体の中で最も低い表面張力を持ち、唯一油をはじくことができる表面です。これはフッ素コーティング特有の性質です。シリコンなどの撥水性物質でも油をはじくことはできません。 撥水撥油 撥油加工された表面は、油成分が付きにくく、シミになりにくい特性を発揮するので「防汚加工」とも呼ばれます。